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ロのはしは尊敬の態度を表すと同じように後方へ退くか、不平を言うように下方へ引っ張られる代わりに絶えず上方につり上かって、人がみると笑いによく似た表情を作り出す。
こうした表情がはっきり表れたときは、遊びへの誘いかそれに伴っている。
このとき顎は少し開いてそこから舌がのぞき、ほとんど目に接するまでにロのはしがつり上がって、ますます「笑っている」といった印象か強くなる。
この「笑い」は、イヌが敬愛する飼い主と遊んでいるとき最もよく見せるものだが、興奮が一層高まり、じきにイヌは喘ぐようになる。
こうした表情は、恐らく、遊びたい気分が優位を占めるに従って起こる、喘ぎの前兆であろう。
この推論は、性的な色合いを帯びた遊戯においてイヌが屡々「笑い」、普通に行動した程度でもその後非常に興奮し、激しく喘ぎ始める、という事実によって正しいことが分かる。
さて、向きあったイヌは益々よく笑い、その前肢でさらに活発に踊りはじめた。
突然雄犬はこの小さい雌イヌに向かって飛び付き、その前肢で雌犬の胸を押し、そのあと特別に奇妙なやり方でぐるぐる回ったり、激しく突進したりした。
雄犬の背中は以前恭し気に丸くなっており、腎部は体の下に引っ込んで、尻尾は後肢にぴったり押し付けられていた。
それでもこの内気な態度には、親しみのある遊び好きの気持が込められており、その尻尾は後肢の間で精一杯振られていた。
雄犬は数メートル駆けて行っては止まり、またぞろ駆け回っては雌イヌの前に立って歯をむき出して笑った。
雄犬はもう後肢の踵が尾を振ることの妨げにならないほど、尻尾を高々と上げて振った。
そしてその喜びの表現はもはや尻尾だけに留まらず、体の上半分も同様に震わせていた。
もう一度雄犬は向かって飛び付いていったか、こんどの運動は、疑いもなく、いささかエロティックな性質のものだった。
しかし雌イヌが発情期でなかったので、それも結局、象徴的なものにすぎなかった。
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