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ペットのアゲハの白熊

白熊

素材の骨組。
素材の骨格から、蕪本的な形をとり鵬せばやはりこれまで述べてきたような姿となる。
素材ヒ部の切断面はやや上向きであり、切断面下から出る役枝の部分の幅を利用している。
この幅が、将来、模様となる。
芯立てした芽は、 前記の模様木・双幹につづき、今回は直幹と多幹について検討してみる。
直幹の場合は、模様木にくらべて曲がなく、樹芯の方向も真上に向かうことが基本のため、勝手の判断は他の要素に負うところが多い。
まさしく根張り、立ち上がりの微妙な読みが必要であり、枝付き、枝の大きさがその判断材料になる。
多幹の場合には、その点やや明瞭である。
とくに寄せ植えの場合は主木の幹振りとその植え位置によって、鉢植えとしての勝手は比較的容易に決定できるのである。
山採り時代の理想形。
"直幹に始まって、直幹に終る"という言葉が鉢植え界にはあります。
これは、鉢植えのもっとも奥深い味わいを直幹がもっていることを示しています。
かつて、山採り素材が鉢植えの主流を占めていた時代には、端整な樹姿で、幹を中心に平均に枝の付いた直幹樹形は鉢植えの理想形とされていました。
これは、山採り素材のなかにはそうした理想的な素材がほとんどなかったためであり、まれにそうした可能性をもった素材が得られた場合には、貴重なものとされていたからです。
ただし、山採りの直幹素材の場合には、枝付きの欠点があっても、それを補ってあまりある風格と風情をもつものがありました。
挿木による素材の生産技術が発達してきました。
この生産技術の発達は、従来理想とされた幹の周囲にまんべんなく枝付きのある素材の供給を容易にし、鉢植え界に多くの直幹素材が親られるようになりました。
また、接ぎ枝技術の発達も、こうした傾向に拍車をかけるようになってきました。
このように、素材をつくる段階から直幹としての理想形を意識したものが量産されるようになると、そのあまりにも端整な姿ゆえに、逆に面自味に欠けるという印象が一般に浸透してきているきらいもあります。
しかし、類似した樹形のものがどんなに数多くあっても、本来の直幹には、その派手さではなく、落ちついた品格という点で他の樹形の追随を許さぬものがあるの穐事案艀す。
というものはあります。

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