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ペットのアゲハ 盆栽展


 
盆栽写真
五葉松です。
五葉松は根張りの良いものが安定感が有って良いものです。
森や丘の主木として成り立つ種類だからです。

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五葉松がすごいです。
ゴヨウマツは色々な樹形に仕立てますが、枝の幹に近い部分に葉芽や小枝がある木が良いでしょう。
小鉢で育てる場合胴吹きをすることは無いからです。
植え替えは4~5年に一回程度の周期で行ないます。
根の伸びが速くないのでこれくらいのペースで良いのです。


プロの仕事とは自分の時代にこれ以上良くならないギリギリの所まで作ることだと言います。
数十年のスパンで仕事をやっていて、今は不自然であっても十年以上経つと自然な感じが出てくるように作るらしいです。
新芽がそれだけ育って良くなるという創造が当然必要になります。
近くに有る樹ではなく、深い山に有る老木大木を見たりして意識を高めて行くのです。
そこには、不自然の極致を行くような樹形があるものです。
気に入った樹にめぐり合うのはなかなか難しい。
良いと思うものは同じように良いと思う人が居るもので動きが速い。
他の物にも言える事だが面白い所でもあり難しい所でもある。
少なくとも何人かが良いと認めなければ盆栽としても成り立たない。
自分だけの美観や作風は受け入れられない事もあって成り立たない。
年寄とか好き者だけでは衰退していってしまう。
若者にもある程度受け入れられる要素がないと自分だけの美観や作風に成ってしまうのかもしれない。
これは、盆栽にとって大きな問題と言えます。
若い愛好家にとって大切なのは自分の美意識だけであり、古い盆栽感ではないのです。
他に良い盆栽が有っても世界が違うのだ。
盆栽にとって伝統的な活動が受け入れられていないのだ。
若者に合わせて盆栽を変える必要は無い。
若者をのけ者にしないような活動が必要なのだ。
では、若者に盆栽の良さや面白さを伝えるのはどうすれば良いのでしょうか。
若者相手に儲けようとしない事だと思うが。

新しい種木を購入すると、お客さんは時期を選んでまず植え替えをする。
4月前に購入したら4月に、6~7月頃購入したら秋に行なう。
つまり根を兄て樹の状態を知るわけである。
粘上質がからまっていないか、石がかんでいないか、根の底までよく調ぺる。
樹勢の良い樹であれぱ、真っ赤な小根が鉢いっぱいに張っている。
ネズミサシは肥料を好むので、この小根が、鉢の表土の避肥に集まって、置肥を取ろうとしてもなかなか取れないほどだ。
ネズミサシの命の根元である。
この真っ赤な小根は、樹の健康状態を表わす。
その色は大変に英しい。
一種の健康契であろう。
お客さんは、気候に大きな異変がない限り、通常4月20日からーか月間植え替えをする。
3年おきが国安。
100鉢のうち50鉢を今年行ない、残りの50鉢を来年、というように分けて行っている。
もし秋に植え替えたら必ず保護室に入れる。
それをしないと樹が弱るから。
用上は赤玉単用だが、ゴロ上は硬質、その上に用いる赤玉は硬質と軟質の混合にして、小根が出やすいようにしている。
用土が粗いと根が走って小根が出にくく、枯れる原因になりやすいからだ。

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