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ペットのアゲハ 盆栽展


 
盆栽写真
五葉松です。
植え替えの時期は34月が適期です。
夏に植えかえると良いという人も居ますが、夏は生育が早く根が伸びる前に消耗してしまう危険があるのです。
管理が良ければ夏が良いのでしょう。
春はこれから成長を始めるさという時期なので根が先に伸び出しその後から地上部の成長が始まるので、根を切ってしまっても回復を待つ余裕があるからだと思われます。

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五葉松がすごいです。
植え替えの時、古土の整理は全部を取りかえるのではなく、外側3割ていどが良いのです。
五葉松は成長が遅く共生菌と共にあるので急な変更は若木の時だけにします。
五葉松は黒松よりも乾燥を好みます。
植え土も粗目のものを堅く突きこむように植えます。

根上りの古樹の植え替えについて
山採りの木を長く鉢で持ち込んだものでは根上りの部分も岩場の裂け目に沿って生えていた形が自然風です。
幹の部分は通常ものと違って立ち上がっていない。
根元で土崩れを起こして倒れ、そのまま育っていった事を示している。
当然、岩場に下垂するようにしがみ付いていたものを持ち込んだと思われる。
培養上からすると、こうした樹形は鉢培養でも可能なものであり一つの形として作られている。
根上りに近く懸崖樹としての見所を持つ樹を持ち込むには多くの苦労もあったと思われる。

五葉松の葉を、いっきに一年で増やす方法とは何か?。
ただ、最初にことわっておくが、この方法を用いると、一年間は樹を飾ってみることができない。
実にあられもない、さびしい姿になってしまう。
さて、その方法であるが、たった1行で説明が終わる。
-古葉だけ残し、新葉をすべて取る」 新葉を取り去った軸と古葉だけを残す。
ただ樹は苦しい思いをする。
その苦しみをパりーにかえ、翌年に一葉数を増やすのだ。
葉にかわる頃、新葉が5本ずつにわかれる状態の時が一番いい。
5月末から6月20日までに行なうようにしたい。
ただ、あまり葉がかたまってしまうと、葉が取りにくくなるので注意が必要。
葉を取る場合、指先で新葉をねじるようにして抜く。
そして、新葉を先に述べたように全部抜く。
少し残すと、その新葉の方に力が行き、来年の芽ぷきが悪くなる。
また、抜いた後、軸に残った皮がバラバラと落ちてくるが、これは心配する必要がない。
この作業を行なうと樹は苦しむ。
だから、当然、樹勢の強い樹でなくてはいけないし、春先から肥料をたっぷ12あたえておいたほうがいいだろう。
新葉を抜いた後は、かなり樹勢が落ち、水あげも悪くなる。
水を控えめにし、陽あたりのいい置き場でいたわってあげる。
樹の水あげがよくなったら、肥料をあたえても良し。
あなたの棚の上で、葉がもうひとつ増えないと片隅に追いやられている五葉松があるなら、古葉だけ残し新葉を抜く方法を試してみては……。
中品、小品、そして老朽化した五葉松を若返らせる方法としても効果的だ。

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