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![]() トショウです。 ネズ・ネズミサシ・ハイネズなどの仲間を総称して作られています。 山地の木と混在するが他の木が大きくなると木影になり衰えてしまう。 明るく痩せた山に生えていることが多い。 赤松の下木としていじけているものは枯れ枝が付きジンになる。 針葉樹の中で最も成長の遅い木の一つ。 この材から金槌の柄を作ると3代持つとも言われる程丈夫です。 植林のために皆伐する場合でもネズミサシの直立樹は残されるが、後から植林された木の邪魔にならないし、うまく大きく育てば強靭な材に成るからです。 この葉付きの枝をネズミ穴に突っ込んでネズミ避けとしたのでしょうか。 また、葉は蚊いぶしにも使ったらしい。 昔は燃料として松葉や柴刈りが行なわれていたが、ネズミサシは痛いので敬遠されたらしい。 今は、柴刈りも無く林内が暗くなっているので下木のネズミサシは枯れて減少している。 | ||
![]() トショウがすごいです。 衣替えという技法があります。 盆栽の幹は立派に出来たのだけけど葉に癖があって良くない、と言う場合。 改造することができるのです。 肥料などである程度は調整できますが、もっと良い葉の木がある場合にこの良い葉の枝を接いでしまうのです。 全ての枝を接ぎ変えてしまう事を衣替えと呼んでいます。 トショウや槙柏の山取りでは形成層や生き幹が薄く成功しにくいので肥培してから行なう。 また一芽でも充分作れるので一つでも成功すれば良いのです。 | ||