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犬猫ペット好きの狆
この中世の伝説上の動物は、キリスト教の力と貞節の象徴で、いまだに大英帝国の紋章を飾っている。
「野牛[ユニコーン]は快くあなたにつかえ、/あなたの飼葉おけのかたわらにとどまるだろうか。
/あなたは野牛に手綱をつけて/うねを歩かせることができるか、/これはあなたに従って谷を耕すであろうか」(『旧約聖書』「ヨブ記」三九章九-一〇節)
ユニコーンと訳されたヘブライの原語は"レHエム"で、バビロニア語の"リム"に当たる。
それは家畜ウシを意味し、おそらく飼い馴らされたオーロックスの一品種のことであろう。
紀元前三〇〇〇年代までには、人間はいろいろなウシ類だけではなく、アンテローブも家畜にしていた。
とりわけエジプト入は、何百年間かアンテロープを飼っていたが、けっきょくはアンテロープの飼育をやめてしまった。
たぷん、かれらはウシ、ヒツジ、ヤギなどのほうがもっと役にたち、またふやしやすいことに気がついたからであろう。
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